フリーランスエンジニアの話

エンジニアとして日々感じてることを綴っています

エンジニアの価値の分かれ目は、マネジメントするのが楽か面倒か

僕は基本ずっとエンジニアとして働いてきましたが、PMをやる機会が少しありました。そこで初めてエンジニアをマネジメントする立場で物事を見ることができ、どんなエンジニアが価値があるかを鮮明に理解しました。

社員にしろ業務委託にしろ人を雇う場合、大抵は雇う立場である上司やクライアントの方が価値があります。仮にクライアントが時給3万円の価値があるとします。その人が時給3000円でエンジニアAさんを雇って仕事を任せます。月160時間働けば48万円ですね。でも、もしこの人をマネジメントするのにクライアントが月15時間かかったらどうなるでしょうか?それだけで3×15=45万円です。そうすると、実質はAさんを雇うのに月93万円かかります。

対してエンジニアBさんは時給5000円です。月160時間で80万円ですね。でもこのエンジニアをマネジメントするには月3時間しか要りません。となるとクライアントの出費が9万円になり、合計で89万円です。仮にAさんとBさんの開発スピードや質が同じだとしても、Bさんを雇う方が安く済みます。

マネジメントに割く時間だけ見てもBさんの方が得ですが、それだけではありません。誰もマネジメントになんか本当は時間を割きたくないです。使えない人をマネジメントするのは精神的にかなりキツイです。組織の末端であるエンジニアは自分さえちゃんと成果を出してれば問題ありませんが、マネージャーとなると自分以外の人の成果で自分の評価が決まります。

自分が何もしなくても皆がちゃんとやることやってくれれば何も心配することはありませんが、頻繁に進捗を確認しないとちゃんと働いてるかどうか分からない人や、全然要件と違うものを作ってしまう人をマネジメントするのは本当に苦痛です。正直こちらがやれることは限られてますから、出来る人を雇うというのが一番簡単な解決策です。

マネジメントに時間がかかるということは、一人が見れる人の数が減ります。そうするとマネージャーがより多く会社に必要になります。そしてそのマネージャー達をマネジメントする人が必要といった具合に、マネージャーがどんどん増えていきますし、組織の階層構造も深くなります。組織に人が増えればその分コミュニケーションコストが膨らみ、動きが鈍くなります。

だから「セルフスターター」とか「自律的に動ける人」が組織で求められます。そしてそれを判断する材料として、どれだけ会社のプロダクトやビジョンに共感出来るかだったり、自分のやりたい領域の仕事なのかというのを面談で確認するんでしょうね。

自律的に動けるというのはスキルとして磨ける部分がある一方で、業務内容との相性がかなり大きいです。昔、アメリカのサトウキビ畑で奴隷をこき使ってる時代がありました。サトウキビ畑の仕事はかなり体に負担がかかるので、やりたい人がいなかったんですね。それで奴隷をアフリカから輸入して、銃で脅して働かせてたわけです。奴隷と言っても人ですから、自分のやりたい仕事はあります。そういう仕事なら何も脅されなくても自発的に動くはずです。勿論労働環境や給料が正当なものかは前提としてありますが。

本来サービス業はマネジメント不要

僕はエンジニアとしての自分の売りは何か考えた時、マネジメントが不要であるというのが一番の売りかなと思いました。Wantedlyのプロフィールにも「マネジメント不要エンジニア」と書いてます。あまりキャッチーではないですけど、エンジニアとしての僕を一言で表すならそれです。

ある言語の経験年数がどうとか、インフラからフロントまで全部出来るとか、そういう技術的なところで自分を売るのが一般的ですけど、それって皆やってることだしエンジニアとして技術力あるのは当然です。今まで色んなエンジニアと一緒に仕事をしてきましたが、クビになる人は技術力がない人というよりコミュニケーションが取れない人ですね。要はマネジメントをするのが面倒な人です。

業務委託って働き方が正社員とほぼ同じなので忘れがちですが、フリーランスというのはそもそも従業員ではないので、自律的に動くというのは当たり前です。美容院に髪を切りにいって美容師のマネジメントなんてしないですよね?どうすれば美容師さんのモチベーションが上がるかなんて考えません。美容院に行ったら何も考えず座ってるだけで自分の望むヘアスタイルが手に入る。これがサービスのあるべき姿です。

僕自身たまに忘れがちになるので、自分を律する意味も込めて書いてます。

 

 

 

 

 

FAANGの年収が高すぎる(1億超えあり)

数年前にFacebookやGoogleでは年収5000万くらいの人もいるという記事を読み、なのに日本のエンジニアの給料がこんなに安いのはおかしいと思ったのを覚えています。僕がガンガン価格交渉をするのは、アメリカの水準で考えてるからです。

ふと今どうなってるんだろうとググってみると、企業の年収が見れるこんな便利なサイトがありました。

www.levels.fyi

Facebookを見てみると、何と年収1億円の人が沢山いるではないですか!レベルによって基本給、ストックオプション、ボーナスに違いがあり、E7以上だと1億超える人がいるようです。

Googleも1億超えがチラホラいます。

NetflixとAmazonは100万ドル超えはいませんが、限りなく近い人はいるので、円に直せば1億いくでしょうね。

UberとTwitterは7~8000万。

AppleとMicrosoftは予想通り水準が下がりますが、それでも6000万くらいがいます。

Y Combinator出身の代表格であるAirbnbとStripeも同じくらい。

当然、FAANG(Facebook, Amazon, Apple, Netflix, Google)に代表されるアメリカの大手企業はそれだけ儲かってますから、それと比べて日本企業の給料が安いと嘆いても仕方ありません。とはいえ、エンジニアの社員でここまで稼ぐことが出来るんだと知るのは結構重要かなと思います。

アメリカ以外の海外のIT企業の収入がどれくらいなのかは分かりません。ヨーロッパではチラホラ有名なIT企業がいますし中国にもビックプレイヤーはいるでしょうが、アメリカ一強には変わりないでしょう。

これから日本の存在感はどんどん薄れていきますから、このままエンジニアの収入格差が広がっていくんでしょうかね。

時間の切り売りも悪くない

お金持ちになる法則としてよく言われるのは、時間を切り売りするな、です。人、金、モノ、メディアを駆使することによってスケーラブルなビジネスを作ればもっと稼げる。言ってることは分かります。年収10億以上の超大金持ちの中で時間を切り売りしてる人はほぼいないでしょう。

でも年収1億って十分高いですよね?日本では年収1000万で高いって言われてるくらいですから。年収1億は時間を切り売りしても稼げるというのはお金持ちの法則が狂うほどの衝撃です。1億超えのエンジニアはストックオプションだけで5000万くらいなので、実質半分は投資家のようなものですが、それでも5000万は労働対価です。

逆に、起業してリスク背負って年収1億稼げる人がどれだけいるでしょうか?僕のようなフリーランスの延長で受託会社をやればすぐキャッシュは手に入ります。でも自社製品を作る場合は、仮に10年かかって会社を10億で売却出来たとしても、1年目から1億稼いでる人の方が得です。稼いだ金を投資すれば10年で膨らみますからね。株式の売上と給与所得の税率が違うのはさて置きです。

ラプンツェルになろう

ラプンツェルをご存知でしょうか?僕の一番好きなディズニー映画です。プリンセスのラプンツェルはアンチエイジング効果のある髪の持ち主です。呪文のような歌を歌うと髪が光って、それに触れると若返ります。もしラプンツェルがビジネスを始めたら、大儲け出来ますよね。一分歌うだけで10年若返るとなれば、一回のサービスに10億円以上払う人がこぞってやってくるはずです。

このビジネスは労働集約型ですから、ラプンツェルが時間を切り売りしてることに変わりません。しかしこのサービスがあまりにも価値が高く他で手に入らないものなので、法外な値段でも成り立ちます。

ビジネスとはかけ離れたディズニー映画の夢をぶち壊すような話ですみません笑

今の時代のエンジニアは、ラプンツェルまではいかなくても、希少価値の高いスキルを持ってるため、ここまで収入が高いです。そしてアメリカの大企業では扱ってるシステムのスケールが違うので、その大規模なインフラのサーバーコストを1%下げたりレコメンデーションのアルゴリズムの精度を1%上げることが出来るだけで相当な価値となります。

最後に

年収億超えエンジニアの存在は今後のキャリアを色々考えさせられるきっかけとなりました。アメリカの企業から仕事を取れれば単価が上がるだろうなと以前から考えつつも、未だ受注経験はないです。アメリカのほとんどの企業は仮に国外リモート可能だとしても時差の制限があります。なので求人サイトを眺めてても条件にマッチする企業を探すのは相当大変です。オープンソースへコントリビュートして知名度を上げるのが近道なのかと思ったりします。

 

フリーランスは法人を立てるべき?

これは割とメジャーなトピックなのでググるとかなり詳しい記事が読めます。

よく言われる法人化のタイミングが年収800万ですね。僕は1000万超えてから慌てて合同会社を設立したのを覚えてます。

正直個人事業主の方が楽ではあります。収入も経費も全て個人の口座でやってました。でも振り返ってみるとこれはダメですね。確定申告も自分でやったのですが、ちゃんと合ってたかどうか分かりません。

法人化してから税理士を雇ったので、僕がやることはマネーフォーワードに毎月経費と売上を入力するのがメインです。ただ税務署から色んな書類が届くので、その度に対応しなければなりません。個人事業主の時は書類なんて何も届いた記憶がないので、えらい違いです。

経験が得られるならやってみる

これは法人化に限った話ではありませんが、新しい経験が得られるものは積極的にやるようにしてます。法人化することで、節税や役員報酬について学んだり税理士と関わったりと色んな経験が得られます。

よく仕事を聞かれてフリーランスのエンジニアというと、フリーランスの方に反応する人の方が多いです。フリーランス自体珍しいですからね。そして色々聞かれて1人だけど法人持ってると言うと、更に色々聞かれたりします。合同会社は知名度がないので、意味を知らない人が多いです。「何との合同?」とか聞いてきますが、何とも合同じゃないです。

話のネタが増えるというのは得です。でも間違っても「IT企業のCEO」とか名乗るのはやめた方がいいです(笑)そもそも合同会社の代表は代表取締役じゃなくて代表社員ですからね。仮に株式会社だとしても、実態はただの業務委託なので、変に誇示しても痛いだけです。

合同会社 VS 株式会社

個人事業主の友達に、法人化するなら合同会社がいいか株式会社がいいかと相談されました。僕は株式会社を設立したことないので詳しいことは言えませんが、基本フリーランスが株式会社にするメリットは株式会社のネームバリューだけです。フリーランスの場合は個人名の方が重要ですから、会社の存在は知らせる機会すらないです。僕は契約の時に、法人を持ってるので法人名義でお願いしますと言いますが、クライアントはその時初めて僕が法人を持ってることを知ります。なので株式会社にしたところで意味がないです。

株式会社は合同会社よりも更にペーパーワークが大変になります。株式会社というのは複数の人間が会社のオーナーになれるという仕組みなので、自分一人の場合はその仕組のメリットが全く生きません。

人を雇った場合でも、株を誰かに分けるつもりがなければ株式会社にする意味はないかなと思います。とはいえ受託会社で株式会社にしてるところは多いので、何かしら理由があるんでしょうね。

家は経費

法人では色んなものが経費になります。一番大きいのは家です。普通は仕事で使ってる面積分を経費にするというやり方で家の一部を経費にするんですが、法人だともっといい方法があります。

法人で家を借りてしまって、それを役員である自分に貸します。そうすると僕が会社に払う家賃は全額ではなく一部で済みます。家によってその割合は変わってくるので、管理会社に問い合わせたりして計算しなくてはいけませんが、5分の1とか3分の1とかかなり小さいのは確かです。

勿論持ち家でも可能ですが、その場合は住宅ローンが使えないので、そこまでメリットがないかもしれません。僕は前は千葉の安い戸建てに住んでましたが、そこは一括で買える値段だったので法人で契約しました。

社長が高級車を乗り回すイメージは結構強いので、車は一番分かりやすい例かと思います。僕は車を持ってませんし、持ってたとしても仕事で使わないと経費にならないので残念ながらこの恩恵は享受出来ません。

最後に

なぁなぁで管理してた個人事業主の時と違って、嫌でもちゃんと経営しないといけないので、法人を立てるのは気が引き締まって良いです。とは言え固定費がかかるのは事実なので、よく検討して決めて下さいね。

 

高単価案件の取り方(最高時給単価8000円、月128万円)

世に出回ってるエンジニアの案件を見ると、単価は高くても5000~6000円くらいだったりします。

でも僕は7000~8000円で受注しています。7500円だとすると月120万です。

レバテックフリーランスの案件を見てみると、28000件ある求人のうち、月単価が120万を超える案件はたったの3つ、それも全てPM案件です。

僕は今エンジニアとしては6年目、フリーランスとしては4年目になります。当然フリーランス成り立ての頃より高単価で取りやすくなってます。

時給1万円以上で受注してる人もいるので恐縮ですが、僕がどうやって高単価案件を取ってるかお話します。参考になれば幸いです。

Wantedly経由がほとんど

このブログで仕事の探し方について触れました。Wantedlyなら高単価の案件が見つかります。

kenzotakahashi.hatenablog.com

 

会社の規模は15人〜30人ほどです。Wantedlyでは大企業はあまり多くないですし、僕はスタートアップを好むので、いつもこれくらいの規模の会社です。

会社の種類は受託と自社開発半々といったところです。どっちもやってる会社も多いです。

Wantedlyには単価が載ってないので、良さそうと思った会社に片っ端からアプローチしていくしかありません。ボタン押すだけなので手間はかかりませんし、面談も一時間程度です。時間がある人は取り敢えず受けるだけ受けてみると良い経験になります。

僕はフリーランスになってからWantedly経由で50社近く面談しました。

 

単価交渉

単価というのは自分の価値だけでなく会社の資金力も影響してきます。どれだけ自分の実力があっても希望する額を出せない会社はいます。数多く受けていく内に大体自分の相場が分かってきます。5社受けて3社が自分の提示した単価で承諾したら、それは安すぎると思った方がいいです。普通の営業と違ってコンバージョン率は関係ありません。高い単価を提示して4社に断られても1社通れば良いんです。

当然この方法はかなり時間を要すので、長期案件が前提になります。1〜2ヶ月の案件を取るのに頑張って高単価の案件を探し回るのは費用対効果が悪いですよね。

単価交渉には色んなトリックがあるので、ご紹介します。ただ、これらはあくまで付け焼き刃だと思って下さい。フリーランスの契約は車の購入のような一回切りのものではありません。相手が出せるギリギリの単価で契約したところで、それに見合う価値を提供出来なければ契約を更新されずに終わるだけです。

自分の価値を上げること、自分の価値を発揮出来る会社で働くこと、そして資金力がある会社を見つけることの方が重要です。

前おきはこの辺にして、トリックを3つ紹介します。

相手に先に提示させる

単価というのは会社側から提示することはほとんどありません。面談時に「単価はいくら位が希望ですか」と聞かれるので、時給で答えます。月だとどれくらいなのかもすぐ言えるようにしておきましょう。

ただ、こちらから先に提示した金額が相手の想定より低い場合は損してしまいます。僕はフリーランスの駆け出しの頃は提示した金額ですんなりオファーをもらっていました。要するに低すぎたんです。月50万とか60万というのは会社員の頃に比べたら高かったので、これくらいだろうと思ってたんです。その頃は相場が分からなかったですし、すぐに仕事が欲しい状態だったのでかなり弱腰でした。

交渉というのは相手の情報をより多く持ってる方が有利です。なので相手に先に提示させれば確実に最高単価で契約出来る気がします。でも実際はそう簡単にはいきません。仮に相手が時給7000円まで出せるとします。でもそれで「7000円までは出せるのですが」といきなり言う人はあまりいません。4000円とか5000円で提示します。

すると自分が7000円を希望していたとしても、「私の希望単価は7000円です」と言いづらくないですか?後から言うだけで自分の方が失礼なことを言ってる気分になります。こちらが7000円と言って相手がすぐにその単価に修正するというのも中々難しいです。それだと相手が間違っていた、負けたと認めるようなものです。

これで「7000円じゃ高すぎるのか」と弱腰になってしまったら、間を取って5500円とか6000円で決まってしまいます。こちらから先に7000円を提示すればその単価で決まっていたかもしれません。

紹介しておいてなんですが、僕は先に提示させたことはありません。そもそも7000円、8000円くらいになると払える会社が少なくなってくるので、先に提示させるメリットはありません。いつも僕から提示します。

駆け出しで自分の単価が分からない人は提示してもらうのもありでしょう。ただ、その単価が自分の希望額に満たない場合に平然と交渉していくのは簡単ではないです。

レンジで指定する

最低単価と希望単価を提示するという方法があります。最低単価5500円、希望単価7000円みたいな感じですね。希望単価は高すぎるくらいが丁度いいです。人間不思議なもので、今の単価より少し上だったらいけるかもと思っても、はるかに高い単価は絶対無理だろうと思ってしまいます。僕も昔は7000円なんて誰も払ってくれるわけないと思っていました。でもいざそれで受注出来ると、7000円が普通でむしろ安いと思えてきます。

高い金額を提示するとそれくらいの価値があるんだと相手に思い込ませることが出来ます。そうすれば仮にその金額が出せなくても、最低単価がお得に思えてきます。

単価をレンジで提示する手法は、安売りしすぎるのを防ぐことが出来ます。5500円で提示して承諾されたら、本当はどれくらまで出せたのか分からないままです。かといって高い単価だけ提示すると、値引き交渉もされずに失注することがあります。相手が出せる一番高い単価で受注をし、尚且失注を防げます。

希望単価を言うのは結構大変です。自分がその金額を信じてないと、自分で交渉を始めてしまいます。「希望は...7000円です。でも5500円でも全然問題ありませんっ!」これでは全く意味がないですし滑稽に映るだけです。

なので高い単価を設定するのはいいのですが、自分で信じれない場合はボロが出るので気を付けましょう。

半端な数字を提示する

上記2つは使うのが難しいですが、これは比較的簡単です。5000円とか7000円という切りのいい金額ではなく、6750円のように半端な金額を提示します。切りのいい金額というのは、割と適当に決めたもので交渉の余地があると思われやすいです。それに比べて半端な数字は、綿密な市場調査に裏付けられたものという印象を与えます。別に何でそんな半端な数字か聞かれることはないですし、聞かれても「その単価でお受けしてます」と言えばいいだけです。

実際僕は6750円で受注したことがあります。

時間は高単価案件を取るための味方

上記でフリーランスの最初の案件の交渉の時は早く仕事が欲しかったら弱腰になっていたという話をしました。その時ホームパーティーにハマっており、会社を辞めてパーティー業とケータリング業で食べていくつもりでした。しかしそう上手くはいかず、2ヶ月で撤退しIT業界へ戻ることにしました。出費がかさんでいたため金銭面はギリギリの状態で、一刻も早く仕事を見つけなければならない状態でした。しかしもう二度とオフィスでは働きたくないと決心していたため、数少ないフルリモートの案件を探すのに奔走していたわけです。

時間が無ければ当然応募出来る会社の数は減るので、その分強気で交渉出来なくなり、結果として低単価で受けざるを得なくなります。なので仕事がある時からどんどん案件を探しましょう。強気で今の仕事の単価より高い金額を提示出来ます。それでもし仮にオファーを頂いてしまったら、その時考えればいいだけです。そのオファーを盾に今の案件の単価交渉をしてもいいですし、副業で受けるということも出来ます。

このように今より高い単価で常に探し続ければ、おのずと単価は上がっていくはずです。

 

最後に

今までで一番長いブログとなりましたが、読んで頂きありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採用面談って何話すの?フリーランスが営業する時のポイント

フリーランスの仕事を受注する為には面談がほぼ必ず必要です。

面談の仕方は会社によって違います。僕が受けたことのある面談は半分くらいが社長が出てきます。これは非常に有り難いです。会社のトップと話すのが一番手っ取り早いですし、その人と馬が合うかどうかが、長期的に一緒に仕事出来るかどうかを左右します。

社長が出てこないにしても、CTOやリードエンジニア、PMなど、採用の意思決定を持ってる人が最初に出てくれば上手くいきます。

逆に、カジュアル面談と題して人事の人が最初に出てくる会社は一緒に仕事した試しがありません。そこそこ大きな企業だったら分かりますが、30人くらいの規模の会社で人事をはさむのはあまり賢くない気がします。

例外としては、コーディングテストがある場合です。カジュアル面談をして、僕が会社に興味を持ったらコーディングテストをするというプロセスです。これら対面でやるものではなく、メールで送られてきて数日以内にやってねというものです。そして晴れてテストに合格したら、次の面談に進みます。技術力をコーディングテストで計りたい場合はこのプロセスは妥当だと思います。

実際はコーディングテストは稀で、面談のみで決まります。面談は30分から1時間で、半分くらいは向こうの会社紹介の時間です。残りは僕の自己紹介やお互いの質問となります。

技術力の判断は単純な質疑応答

技術的な質問は実はそんなに深いことを話すわけではないです。会社が使ってるスタックの経験があるかどうかをすり合わせるくらいです。Vue.jsが得意なのはプロフィールを読んで分かって頂いてるので、バックエンドもやる場合にその言語の経験がどうかというのを聞かれたりします。

こんなもので良いのかとたまに思いますが、僕も採用する側であればやれることは特に無いだろうと思います。

経験があるかと聞かれて、ないものをあると嘘を付くことも出来ますが、それはしません。いざ働き始めれば嘘がバレますし、それ以前に、嘘を付いて背伸びしないと受注出来ないと思うのは自分の価値が足りないことを認めてるようなものです。

面談時に「あれも出来ます!」「これも出来ます!」って言われたら不自然じゃないですか?本当に出来る人だったら良いんですけど、「何でもやるので雇って下さい!」という必死感は出さない方が良いですね。自ら価値のない人間だと公言する人を雇う人はいません。これが新卒だったら素直でやる気があるなという印象を持ってもらってプラスかもしれませんが、我々はプロフェッショナルです。プロフェッショナルはどんと構えないとダメです。

自分がちゃんと価値を提供出来る存在だと自覚していれば、「それは経験ありません」と平然と言えるはずです。その上で、自分の得意分野であればすぐキャッチアップ出来ますと伝えます。僕だったらインフラはやらないと決めてるので、AWS経験ありますかと聞かれたら、「少しありますが、苦手なのでお役に立てません」とハッキリ言います。逆にバックエンドは出来るので、PythonのDjangoの経験がなくてもFlaskなら経験ありますと言います。

iPhoneとフリーランスの営業は違う

皆買うのは好きだけど売られるのは嫌いって言いますよね。売られてる時点でどこか損してる気がします。本当に良いものはあちらから営業してくることなんてなくて、こちらから探し求めないと手に入らない場合もあります。これはビジネスの規模が小さければ小さいほど当てはまります。iPhoneは何千万台も売らなきゃいけないので、「これ世界最高のスマホだから勝手に売れるっしょ」って言ってAppleのHPでしか売らなかったらさすがにここまで売れないですよね。それにiPhoneは工場で無限に製造出来るので、ガンガン営業すればその分売れるわけです。

それに対してフリーランスは、時間を切り売りしてるので供給に上限があります。なのでフリーランスが営業するのはiPhoneを売るのとはわけが違います。条件が良くて面白そうな案件があればやってみたいという姿勢が基本です。スカウトされた時にこっちが有利なのは、「すでに仕事があっていつ空くか分からない人」というポジショニングを勝手に取れるからです。

志望動機

面談の時に志望動機を聞かれることがあります。「志望動機」という言葉はさすがにフリーランスの面談で使いませんが、「どういったところに魅力を感じて連絡してくださったんですか?」とか「Wantedlyで何て検索したんですか?」という風な言い回しで聞かれます。

例え業務委託と言えど会社側としては自社のプロダクトや理念に共感してくれる人にジョインしてほしいという気持ちが当然ありますよね。

正直僕が見てるポイントは、フルリモート・フルフレックスで働けるか、Vue.jsを使ってるか、余計なミーティングがないか、単価感が合うかの4つです。ミーティングをどのような頻度で行ってるかは必ず確認していて、デイリーミーティングがある会社はお断りしています。デイリーミーティングがあるということはフレックスが損なわれるということです。ミーティングはそれだけで記事になる内容なので、別の機会に書きます。

プロダクトの中身や業界にはこだわりはありません。興味がないわけでは決してないです。色んな業界を知ることは楽しいですし。

なので志望動機を聞かれると少し困ります。正直に「リモートで働ける会社を探してます」と言います。とは言えただ金欲しいだけの人では困るので、ドライではありつつもプロフェッショナルとして結果を出せるということはアピールする必要があります。

アピールと言っても自分のことをベラベラ話すのは良くないです。最初の自己紹介も30秒くらいですし、基本的に聞かれない限り自分の話はしません。

アピールする一番の方法は質問することです。

面談はキックオフミーティングのようなもの

会社紹介は会社自体の説明は数分で、後は参画する予定のプロジェクトについての話になります。この時間はいわばキックオフミーティングのようなものなので、もし一緒に働くとしたらどういう風にコミュニケーションを取るのだろうと判断される時間でもあります。

説明を受けてる間にメモをして、その後気になった点を質問します。その質問の質によって実力が分かるはずです。

最後に

以上が面談の内容や僕が注意してるポイントです。単価交渉に関しては別記事で書きます。

フリーランスの仕事の探し方

フリーランスのエンジニアといっても多種多様です。ランサーズやクラウドワークスで単発の仕事を取るような働き方もあります。ただ僕の場合はフルコミットで長期のWeb開発案件になるので、その前提でお話しします。

仕事の探し方は主に3つあって、エージェント、求人サイト、そして紹介です。

エージェント

僕はフルリモートにこだわってるので、そもそも案件数が少ないです。今はコロナで大分増えましたが僕がフリーランスを始めた2018年はフルリモートの案件が衝撃的に少なかったです。

その時レバテックに登録しましたが、リモートの案件はないと言われました。他のエージェントも当たったか覚えてませんが、とにかくエージェント経由ではリモートの仕事はありませんでした。もしかしたら今はあるかもしれませんが、エージェントを通さなくても求人サイトで仕事は見つかります。

求人サイト

求人サイトは山程ありますが、今まで僕が案件を受注したのはWantedlyとコデアルだけです。

中でもWantedlyは最強です。正社員の一社目もWantedlyで探しました。

Wantedlyは何とも不思議なサイトです。単価が載ってないので単価で検索出来ず、リモート案件を検索することも出来ません。

リモートに関してはテキストで検索しますが、それもいざ求人ページを読んでみたらリモートという文字はどこにも載ってなかったりします。

単価に関しては面談してみないと分かりません。面談で単価を提示したらその額は出せないと言われ終わることもよくあるので、プロフィールに希望額を書いた方が良いのか悩むところです。

とまぁ要望はありますが、Wantedlyで見つかる仕事は良質のものが多いです。

Wantedlyのすごいところは何と言っても求人数と情報量です。会社のメンバーのプロフィールやメンバーが書いた記事を読めるので、会社のカルチャーを深く理解出来ます。そして写真も豊富です。

気になる企業にはボタン押すだけ。この楽さが何と言っても最高です。ポチポチ押していけば採用担当者からメッセージが来るので、後は面談日時をセッティングするだけです。

自分のプロフィールも充実していれば企業からスカウトが来ます。

エージェントと比べて企業と直接やり取り出来るのは良いですね。面談時だけ企業と話すだけより、全過程で連絡を取ってるとミスコミュニケーションが少なくて済みます。

紹介

紹介もありますが、僕はあまり横のつながりを持つ方ではないので多くないです。今後は増やしていきたいと思ってるところです。

 

 

業務委託契約書の結び方

フリーランスであれば案件の度に業務委託契約書を結びます。契約書自体は先方が作ってくれますが、内容に関してすり合わせる必要があります。面談の時にクライアントから聞かれることが幾つかあるのでまとめます。

 

準委任か請負か

準委任は時給いくらというものです。それに対して請負は納品物に対していくらという形です。僕が受ける案件は主にB2BのWebアプリなので、一人で作れるものではなくチーム開発が前提となります。なので請負というのは基本不可能です。準委任一択ですね。

 

稼働時間の計算

準委任であれば時給単価を決める必要があります。単価は税抜き価格を提示します。消費税が8%から10%に移行する時に続いていた案件がありました。税抜で提示してればちゃんと消費税が上乗せされますが、税込みだと増税分損するので気を付けて下さい。

単価交渉については別の機会に話すとして、月額の計算方法についてまとめます。ちなみにフルコミットの例で話しますが、週2とか週3でも考え方は同じです。

 

1. 160時間固定

一日8時間×20日計算です。これは一番シンプルで、お互いに安心出来ます。会社側からしたら稼働時間が増えて予算をオーバーするのは嫌ですし、フリーランス側からしたら仕事が少なくて全然稼げないというのを防げます。

働いてほしくて雇ってるんだから稼働時間がオーバーしてもその分アウトプットしてれば問題ないじゃないかと思うかもしれませんが、そういうわけにもいかないんですよね。会社は毎月の予算管理をして、それに応じて資金繰りを考えます。仮に前倒しで開発したとしても月の稼働時間が増えれば予算オーバーしますから、資金がショートする可能性があるわけです。

納期が遅れるにせよ稼働時間がオーバーするにせよ、とにかく予定を狂わせるのは会社にとってストレスなので、それは避ける必要があります。

月によっては平日が20日以上ある月もあれば1月や5月のように連休によって20日ない月もあります。社員は固定給ですが祝日は普通に休むので、休んでしまって構わないかと思います。ですが、20日ない時は連休中も働くべきか一応会社に確認した方が良いです。

固定額で契約したクライアントは祝日休んで下さいと言ってくれましたが、僕は連休中も少し働いてました。やることなくて働いちゃうんですよね笑

予定びっしりで働く時間なんてない連休を一度過ごしてみたいものです。

 

2. 時給×稼働時間

次にシンプルなやつです。渡されたタイムカードのスプシとかに稼働時間を毎日記入して、月末合計します。シンプルなんですが一つ注意点があって、160時間を超えても問題ないのかを確認する必要があります。平日毎日働くと月によっては168時間あったり176時間あります。それで普通に請求書出すと渋られることがあります。特に受託会社であれば、エンド企業にこのエンジニアは月幾らと請求してるので、それを超えてしまうと、わざわざ追加の請求をエンド企業にする手間が発生します。それを出来なければクライアントが自腹を切るので、それはよろしくないです。

本来会社側から事前に説明すべきものですが、こちらから事前に確認しておくことでトラブルを未然に防げますし、「配慮してくれてるな」と思ってもらえます。

 

3. 精算幅があるもの

140~180時間で中央値がどうのこうのというやつです。 面倒くさいので説明しません笑

ググれば沢山出てきます。これはただでさえ計算が大変なのに、月の途中から開始すると複雑さが倍増します。まず稼働日数を月の日数で割って、それからどうのこうのと複雑な計算が続きます。

エージェント経由で契約するとこの契約方法を取ることが多いです。直接契約するところは上記の1か2のパターンなので、この文化は一体何なんだろうと思います。この計算をする時間は結構不毛だなと思うので、もしクライアントから月額の計算方法いつもどうしてますかと聞かれたら1か2を提案します。

契約期間

契約期間に関しても、クライアントから指定がある場合もあればこちらの意向を聞いてくる場合もあります。よくあるのは一ヶ月お試し契約ですね。その後は毎月自動更新だったり、3ヶ月だったり6ヶ月だったりです。自動更新の場合は一ヶ月以上前に解約の意思をどちらかが提示すれば契約終了です。これは出来れば毎月自動更新にして下さい。契約期間が長ければ長いほど不利です。契約期間中にもっと良い条件でスカウトが来たら受けることが出来ませんからね。

クライアントが3ヶ月とか6ヶ月の契約を結びたがる意図としては、長期間リソースを確保したいからです。それ自体は有り難いことなんですが、もしあまり良くない案件に当たった時にすぐ抜け出せないのはかなりしんどいです。双方の同意があれば契約を途中で終了出来るという文言が契約書に記載されてれば、辞めたい旨を伝えて合意が取れると解約出来ます。ただ、正規の方法で解約をしないとこちらに落ち度がある感が否めないので、お互いあまり気持ち良いものではありません。

もしクライアントが僕のパフォーマンスに満足してない場合も同様です。契約書には大抵「著しくパフォーマンスが悪い場合はいつでもクビに出来る」的なことが書かれてます。フリーランスですから別にそれは構わないんですけど、やはり契約の更新停止という風に正規の方法でやってもらった方が気持ち的に楽な気がします。

僕は長期の案件を好むので、契約期間の話になったら、「長期的な関係を望みます」と言います。僕としては案件を取るのに奔走するのが大変なのでこれが当たり前なのですが、どうやら人によっては短期間で働きたい人もいるようです。フリーランスに対してそういうイメージを持ってる企業は多いので、業務委託と言えど働き方は社員とほぼ変わりませんというのを伝えるようにしてます。その上で、契約はお互いにリスクの少ない一ヶ月自動更新はいかがですかと提案します。

 

最後に

以上が契約書を結ぶ上での主なポイントです。後は毎月月初に請求書のPDFを先方に送るだけです。